[ミニ四駆]駆動効率を上げればレブチューン2はトルクチューン2に勝てるのか?その1

レブチューン2モーターで速いマシンを作りたい

前回ギヤ比を変更してレブチューンの可能性を探りましたが、まだ直線でトルクチューンに負けています。前回の仮説ではトルクチューンモーターはこれ以上回転数が上がる見込みがないため、モーターにかかる負荷を減らしたマシンならレブチューンの方が速くなるのでと考えています。
今回はその検証になります。

回転部品の重量を減らして効率化

回転部品の軽量化は、他の部品の軽量化より得られる効果が大きいとされます。
その理由は、慣性モーメント(イナーシャ。物体の回されやすさ、回されにくさの度合い)は回転物の重量に効いてくるからです。

試すのはARシャーシセッティングギヤセットに付属していた、軽量中空プロペラシャフトです。
変更することで重量は
1.0g → 0.7gになります。
更にギヤ付け根の形状が変わっており、シャーシと接触する面積が少なくなっています。
今回はそのままだと、プロペラシャフトが前後に動いた時に、シャーシに当たる部分がありましたので、ギヤをほんの少し押し込んで短くしました。
力を入れすぎるとシャフトが曲がるので、注意が必要です。
あと押し込みすぎると、短くなり、シャーシと干渉して回りづらくなるので、少しずつ確認して、必要最小限だけ押し込むことをお勧めします。
更に使用するのが、60mm中空ステンレスシャフトです。
こちら重量が1本あたり、
1.3g → 0.7g
になります。説明書にはノーマルの重量の2/3と記載されてましたが、それ以上に効果がありました。

いざ速度計測

最高速度の計測結果がこちら。
最高速度はやっとトルクチューンより上に行きました!
トルクチューンはやはり回転が頭打ちのようです。

続いて300mのタイムです。
タイムだと僅差でトルクチューンに負けてしまっています。
悔しい。
最高速度の変化がなかったトルクチューンは40秒の多台を超えてきました。
平均速度が上がったのでしょう。

あともう少し

駆動効率を上げることで、徐々にですが、レブチューン有利になってきています。仮説通りでした。ただあともう一歩のところでトルクチューンに負けてしまっています。
次回あの高額部品に手を出します。